製造物責任
私たちレンジャー医療部は、製造物責任問題の解決に取り組んでいます。
使用した製品の欠陥を原因として、傷害や死亡を引き起こしたり、財産が損害を被った場合、製造業者に対して損害賠償を求めることができます。
製造物責任の追求には、製造物に欠陥があったことを明確に示し、被った損害との因果関係を立証することが必要となります。
製造物責任に関する訴訟は、石綿(アスベスト)やタカタ製のエアバッグなど世界的な問題となったケースから、電化製品からの発火を原因とした火災、自転車のフレームが折れたことによる怪我、食品の誤嚥による死亡など様々な分野で行われてきました。製造物は住関連品、食料品、衣料品など身近な生活のなかに存在していますが、いかなる製造物も、適切な素材、設計、製造工程、表示、使用上の警告などが提供されなかった場合、使用者に傷害や死亡などの重大な結果をもたらす可能性があります。そのため、製造者は、適切なプロセスで製品を製造し、使用者の身体や財産に被害を及ぼさないようにしなければなりません。そして、求められる水準の製造物が提供できなかった結果として使用者に損害を与えた場合、製造者は損害賠償の責任を負います。
以下の項目に当てはまる点がある場合、製造物責任を問える可能性があります。
- 欠陥のある製造物ではありませんでしたか?
- 製品は安全な素材で製造されていましたか?
- 製品の設計は適切な安全基準を満たしていましたか?
- 製品は適切な基準を満たす環境下で製造されていましたか?
- 製造者は想定される使用方法を認識して、使用者に適切な表示や警告を行っていましたか?
- 製品の欠陥を隠蔽して販売されたものではありませんでしたか?
製造物の欠陥により財産上の損害を被った場合は、両者の因果関係を立証し、損害賠償請求額を算定し、賠償を相手方に請求します。
身体に傷害を負った場合、請求できる賠償項目
- 現在および将来の医療費
- 将来の障害を緩和するためにかかる費用
- 期間中に損失した収入と将来損失する収入
- 痛みや精神的苦痛に対する賠償金(慰謝料)
- 将来の生活補助費
- 医療過誤を原因として発生した過去と将来にわたる交通費
レンジャー医療部の医療弁護士は、医療過誤の被害に遭われた方の未来を取り戻すべく真実を究明し、必要とあらば相手方に対して臆することなくその責任を追求します。医療過誤が疑われる場合は、ご不安を抱え込まずに、私たちにお話をお聞かせください。