事案の概要
とある患者の方が、心臓に結石があると診断されました。検査結果に基づき、患者の方は投薬を受けました。
投薬された薬には結石を溶かす作用がありましたが、同時に血管も溶かしてしまう作用があります。その副作用を勘案した上で投薬量をコントロールする必要がありました。
しかし、まず投薬量の算定が間違っていたことに加え、投薬自体も適切に行われませんでした。その結果、結石が脳に詰まり、患者の方はなくなりました。
不審に思った遺族の方が、医療ミスの可能性についてご相談に来られました。
解決に向けて
弁護士が医学的証拠書類をそろえる中で、結石ができるメカニズムについても解明しました。このメカニズム解明は専門医でも難しいところですが、高度な医療知識を持つ弁護士が手掛けたことで、結石生成の解明が明かされ、有利な証拠として採用されました。その結果、患者側の勝利となりました。