検査の医療過誤

私たちレンジャー医療部は、検査の医療過誤問題の解決に取り組んでいます。

放射線科医、検査技師をはじめ、検査に関わる医療従事者の役割は、診断と治療方針の基礎となる検査情報を迅速かつ正確に医師に提供することです。適切な診断と治療のためには、X線、CTスキャン、PETスキャン、MRI、超音波検査、核医学(放射性染料)、血液検査、組織生検などの検査が欠かせません。
医療現場が逼迫する現代においては、検査機関の技術者は多くの検査結果をすばやく確認する必要に迫られています。適切に管理された検査機関では、検査に関する事故防止策が取られていますが、検査結果の管理、解釈、見落とし、伝達の失敗などから医療過誤が発生することがあります。
放射線科医、検査技師をはじめ、検査に関わる医療従事者が適切に業務を遂行しなかったことにより患者が損害を被った場合、被害者は損害賠償を求めることができます。

以下の項目に疑わしい点がある場合は、検査における医療過誤の可能性が示唆されます。

  • 骨折、内出血、その他の急性損傷は適切に特定されましたか?
  • 治療可能な癌、腎臓病または血液疾患の診断は適切に行われましたか?
  • 敗血症、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、ブドウ球菌感染または髄膜炎の診断は適切に行われましたか?
  • 血腫、動脈瘤または塞栓症(血栓)は適切に特定されましたか?
  • 偽陽性であったにも関わらず不必要な手術または不適切な治療を受けませんでしたか?

医療過誤が示唆される場合、検査結果の誤読、追加検査注文の失敗、不適切な診断作業などの事実が存在しなかったか、レンジャー医療部の弁護士が調査・検証します。医療過誤を原因として、患者や家族が損害を被ったことが判明した場合、私たちは、医師、検査技師、医療機関に対し損害賠償請求を行うことができます。

請求できる賠償項目

  • 現在および将来の医療費
  • 将来の障害を緩和するためにかかる費用
  • 期間中に損失した収入と将来損失する収入
  • 痛みや精神的苦痛に対する賠償金(慰謝料)
  • 将来の生活補助費
  • 医療過誤を原因として発生した過去と将来にわたる交通費

レンジャー医療部の医療弁護士は、医療過誤の被害に遭われた方の未来を取り戻すべく真実を究明し、必要とあらば相手方に対して臆することなくその責任を追求します。医療過誤が疑われる場合は、ご不安を抱え込まずに、私たちにお話をお聞かせください。