当事務所でこれまでに担当した解決事例の一部です。
ご依頼者様の了承を頂いた上で、守秘義務の関係上、ご依頼者や案件内容などが特定されないよう内容は一部編集しております。
依頼者:患者様のご遺族
事案の概要
肺炎の疑いがある、とある入院患者が、入院中に血液検査を受けました。
検査結果では、白血球数が正常とされる範囲を大きく下回るという「L」の結果がはっきりと現れていました。それにも拘らず、担当医は患者を退院させました。 それから一週間後、その患者の方は敗血症により亡くなりました。
一連の経緯を不審に思った患者のご遺族がご相談に来られました。
解決に向けて
検査結果に現れた「L」(白血球が異常に少ない)を無視したことにより、死亡に至ったことは書類上明らかでした。書面による証拠を押さえた上で紛争を提起し、医療過誤が認められました。
依頼者:患者様のご遺族
事案の概要
とある患者の方が、心臓に結石があると診断されました。検査結果に基づき、患者の方は投薬を受けました。
投薬された薬には結石を溶かす作用がありましたが、同時に血管も溶かしてしまう作用があります。その副作用を勘案した上で投薬量をコントロールする必要がありました。
しかし、まず投薬量の算定が間違っていたことに加え、投薬自体も適切に行われませんでした。その結果、結石が脳に詰まり、患者の方はなくなりました。
不審に思った遺族の方が、医療ミスの可能性についてご相談に来られました。
解決に向けて
弁護士が医学的証拠書類をそろえる中で、結石ができるメカニズムについても解明しました。このメカニズム解明は専門医でも難しいところですが、高度な医療知識を持つ弁護士が手掛けたことで、結石生成の解明が明かされ、有利な証拠として採用されました。その結果、患者側の勝利となりました。
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