周産期の医療過誤
私たちレンジャー医療部は、周産期の医療過誤問題の解決に取り組んでいます。
出産は複雑で予測の難しいプロセスですが、出生前の状態について把握していた産科医、助産師、看護師等の医療従事者が子供の出産において確立された医療基準を満たせなかった場合、子供が重傷を負う危険性があります。
あるいは出産時の意図しない影響による腕神経叢麻痺、過度の力が加わることによるエルブ麻痺、分娩中の酸素欠乏による脳性麻痺に代表される分娩麻痺などが生じる可能性があります。また、出生後の黄疸や肺の病気に対して適切な処置が行われなかった場合にも、子供が傷害を負う場合があります。
以下の項目に疑わしい点がある場合、周産期医療における医療過誤の可能性が示唆されます。
- 医師が子供のバイタルサインを適切に監視していましたか?
- 子供の大きさに対して安全な出産計画が立てられていましたか?
- 母親の骨盤の大きさや形に対して適切な出産計画が立てられていましたか?
- 母親の体重増加や肥満、妊娠糖尿病に注意を払っていましたか?
- 母親の肩甲難産の分娩歴を把握していましたか?
- 肩甲難産の可能性を把握し適切に対処しましたか?
- 陣痛促進剤は適切に使用されましたか?
- 帝王切開の実施を要する事態で、適切に帝王切開に移行しましたか?
- 胎児に関連する医学的緊急事態(臍帯が首に巻かれているなど)に適切に対応しましたか?
- 逆子出産の可能性に注意していましたか?
- 吸引や鉗子を使用した場合、使用時期の判断と使用方法は適切でしたか?
- 出生後の新生児の蘇生等のケアは適切に行われましたか?
- 出産中と出産後の母親と子供の状態の変化に適切に対応しましたか?
- 感染症を防ぐ衛生的な環境で治療を行っていましたか?
分娩時の意図しない事態の発生について原因を完全に解明することは困難です。同様に、医療専門家の処置と傷害との直接的関係を証明することにも困難が伴います。レンジャー医療部の弁護士は、綿密な調査によって損害に対する補償を受けることができるかどうかを判断します。
医療過誤の事実が判明した場合、理学療法、コーチング、セラピー、フォローアップ、矯正手術、投薬による痛みと苦痛の緩和、医療器具などの補償を通して、子供の将来の生活をより良いものにしていくための損害賠償請求を行います。
請求できる賠償項目
- 現在および将来の医療費
- 将来の障害を緩和するためにかかる費用
- 期間中に損失した収入と将来損失する収入
- 痛みや精神的苦痛に対する賠償金(慰謝料)
- 将来の生活補助費
- 医療過誤を原因として発生した過去と将来にわたる交通費
レンジャー医療部の弁護士は、医療過誤の被害に遭われた方の未来を取り戻すべく真実を究明し、必要とあらば相手方に対して臆することなくその責任を追求します。医療過誤が疑われる場合は、ご不安を抱え込まずに、私たちにお話をお聞かせください。